シルビア S13型ってどんな車?

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シルビア S13型ってどんな車?

5代目となるシルビア S13型は、1988年に発売になりました。4代目シルビアから何が変わったのでしょうか?
また、シルビア S13型の販売状況は、どうだったのでしょうか?

出典:http://www.photo-ac.com/

シルビア S13型はこんな車

シルビア S13型の誕生

1988年5月に5代目シルビア S13型が発売になりました。キャッチコピーは「アートフォース・シルビア」で、グッドデザイン大賞を受賞しています。シルビア S13型は、その美しいデザインから女性のファンが多いことで有名です。当時人気だったホンダ・プレリュードよりも売れました。若者を中心に約30万台を売り上げました。
日産は、このモデルを「デートカー」(※1)として位置づけています。FRレイアウト(※2)の採用に関しても、低いボンネットのデザインを実現するのに適したFF用コンポーネントを日産が持ち合わせていなかったためです。 1

※1. 実用型大衆車のプラットフォームとコンポーネンツを基に、スポーツカーにも通じるスタイリッシュなクーペ、もしくはハードトップボディを架装している。比較的低廉な価格で、スポーツカーやGTカーの「雰囲気」が味わえるのが特徴で、1970-1990年代にデートのための車として若者たちの人気を集めた。スペシャリティカー、スポーティーカー、デートカーともいう。 2
※2. 車輪を有する輸送機器の駆動方式の一つで、前後の車輪のうち後方の車輪を駆動する方式である。 3

若者に人気のシルビア S13型

5代目シルビア S13型は、シルビアの中でも若者に人気の車種でした。それはなぜかと言うとトヨタ86ことハチロクが市場から消えて入れ替わりにシルビアが出たため、若者の情熱を一身に受けたと言われています。5代目シルビア S13型のコンセプトは、「若い男女のカーライフをお洒落に演出する、センスが良く、走りが楽しい、2ドアスタイリッシュクーペ」だそうです。美しいボディデザインは、今でも人気で、特に女性に人気があったことは頷けます。 4

SR20DET型エンジン搭載

5代目シルビア S13型に搭載されたSR20DET型エンジンも魅力のひとつです。SR20DET型エンジンは、2000ccのDOHC16バルブ・シングルターボ(※1)という仕様です。複数回モデルチェンジをしていますが、主な変更点は、シリンダーヘッド(※2)が大幅に改良されています。吸気ポートの位置が下側に移動しローポート化(※3)されたことで、吸気効率が悪化していますが、NVCS(※4)により燃費の改善と出力の向上が計られているのがポイントです。こうした改良により1800ccから2000ccのエンジン出力が可能になりました。 5  6

※1. 1つのエンジンに対して1つのターボを装着したエンジンのこと。 7
※2. 一般的な往復動内燃機関において、シリンダーブロックと共にエンジンを構成する最も基礎的な部品である。 8
※3. 内燃機関燃焼法 や内燃機関のシリンダブロック、ケーシング などの分野において活用されるキーワードであり、日産自動車株式会社 やTDK株式会社 などが関連する技術を25件開発しています。 9
※4. 日産自動車の4サイクルガソリンエンジンに搭載される位相可変型可変バルブタイミング機構およびその技術である。 10

「J’s」「Q’s」「K’s」

5代目シルビア S13型は、3種類のグレードがあります。「J’s」「Q’s」「K’s」です。これは、トランプの「キング」「クイーン」「ジャック」を表しています。「J’s」は、エンジンはNA(自然吸気エンジン)で、何もオプションパーツが付かないスタンダード仕様です。「Q’s」もエンジンはNA(自然吸気エンジン)ですが、オプションパーツが豊富です。「K’s」は最高クラスのグレードで、エンジンは、インタークーラー付ツインカムターボエンジンを搭載しています。 11

まとめ

販売不振に悩まされていたシルビアですが、5代目シルビア S13型でようやく日の目を見ることになりました。デザインやスペックどれをとっても申し分のない出来になっており、若者が好んだというのが分かるような気がします。日産の執念がようやく実ったんだと思うと胸が熱くなります。シルビアの進化は、まだまだ続きます。この先シルビアはどうなっていくのでしょうか。目が離せません。