日産シルビアSRエンジン

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日産シルビアSRエンジン

SRエンジンは、日産自動車の自動車用直列4気筒ガソリンエンジンです。
今回はこのエンジンの特徴をまとめてみました。どのようなエンジンであったかを知るきっかけになれば幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

SRエンジンの特徴

SRエンジンのメリット・デメリット

【SRエンジンの特徴】
・ヘッド、ブロックともにアルミ製
・Y字型ロッカーアームで油圧式ラッシュアジャスターをでバルブを開閉させる
・ボア×ストロークは、同一のスクエアタイプ

【メリット】
・アルミ製エンジンのため軽量かつコンパクト
・油圧ラッシュアジャスター付きで、バルブクリアランスの調整が不要
・ロッカーアーム式なのでバルブのリフト量を稼ぎ、挟み角を広げつつもエンジンの高さを抑えられる
・Y字ロッカーアームにより2つのバルブを開閉できるのに1つのカムで済む

【デメリット】
・エンジンブロックの耐久性に不安あり
・ラッシュアジャスターにより高回転での追従性が悪い
・高回転の多用やオイル管理が悪いとロッカーアームが暴れて脱落
 ※最悪の場合割れてエンジンブローする
・動弁機構が複雑でパーツ点数や重量が増加し、アルミ製として軽量化した分を相殺している  1  2

SRエンジンは高回転が弱い?

SRエンジンは、高回転が弱いことで有名のようです。具体的にどこが弱点かと言うとラッシュアジャスターとロッカーアームです。カムの駆動は、昔ながらのチェーンで、バルブは、ロッカーアームを介して開閉されてます。バルブクリアランスの調整が不要になる油圧式ラッシュアジャスターを採用したのは良かったのですが、そこにロッカーアームを組合せてしまったのが悪かったそうです。普通の運転状況では、メリットになるのですが、レブリミット(※1)付近まで回ることが予想されるスポーツ走行では、デメリットになってしまいました。 3

※1. 原動機(エンジン)の回転数が設定された一定値より上がるのを抑える装置である。 4

90年代日産を代表するSRエンジン

日産は、スカイラインGT-Rに使われていたDOHC4バルブエンジンを復活させました。直列4気筒エンジンとしては、市販車用としては初で注目されました。ターボ化やインタークーラーターボ化を経てスカイラインRS R30型やシルビア S110やシルビア S12、ガゼールにも搭載されたました。しかし、旧式のH型生産ラインで職人の手作り同然だったため高コストにより間もなく生産が終了してしまいます。
後継エンジンは、CAエンジン(※1)で、スポーツエンジンとしては1.8リッターのDOHC4バルブターボのCA18DETエンジンが、シルビア S12後期からシルビア S13前期やU12ブルーバードに搭載されました。 5

※1. 日産自動車が開発・製造を行った直列4気筒ガソリンエンジン・LPGエンジンである。 6

まとめ

90年代日産を代表するエンジンと言えば、SRエンジンです。それくらいSRエンジンがスポーツカーに与えた影響は大きかったと理解していただけると思います。最後は、排ガス規制で生産を終了しなくてはいけなくなりましたが、この事件がなければ、きっと今でもSRエンジンの改良エンジンが出回っていたと思います。