日産のSR20DET型エンジン
SR20DET型エンジンは、ご存知でしょうか?日産シルビアに搭載されているエンジンです。
今回はこのエンジンの特徴をまとめてみました。どのようなエンジンであったかを知るきっかけになれば幸いです。
SR20DET型エンジンの特徴
基本スペック
- 種類:直列4気筒
- 排気量:1,998cc
- 吸気方式:シングルターボ
- 使用燃料:ハイオクガソリン
- 最高出力:250PS/6400rpm
- 最大トルク:28.0kgm/4800rpm
-
SR20DET型エンジンの基本スペック
このエンジンの特徴はなんと言ってもバランス型の万能エンジンです。ボアとストロークの双方が同じ寸法のときにだけ現れるスクエア型は、その存在が最大の魅力であると言えます。 1 2
チューニングベースのエンジンとして人気?
SR20DETエンジンは、同時期発売されたスカイラインGT-RのエンジンことRB26DETTエンジンが、その強さや拡張性から脚光を浴びていたこともあり、あまりチューニングのベースエンジンとしては注目されていませんでした。しかし、様々なチューニングによる素材の良さが理解され始めるとチューニングエンジンとして一躍有名になりました。 3
多くのパーツがある
生産数の多いエンジンという理由から、修理や部品交換によるチューンナップなどを考えた時、純正パーツも社外のアフターパーツもたくさんあります。特にシルビアに関係するFR用のSR20DETエンジンは、いろいろな部品があり、入手が容易に行なえます。 4
SR20DETエンジンの今
人気だったSR20DETエンジンは、「自動車排出ガス規制」の基準をクリアすることができずに製造が終了してしまいました。そのためSDシリーズのエンジンは、その後のコスト問題などもあり、2007年に完全になくなってしまいました。 5
まとめ
SR20DET型エンジンは、日産シルビアS15型に搭載されているエンジンです。このエンジンは、すごくバランスの良い計算されたエンジンでした。しかし、「自動車排出ガス規制」の影響で生産自体、終了さざる負えないという不運なエンジンです。これは非常にもったいないことだと思います。このテクノロジーを次のエンジンに是非活かしてもらいたいものです。