シルビアとガゼール

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シルビアとガゼール

シルビアには、姉妹車があったことをご存知でしょうか?シルビアとガゼールです。ひょっとしたらガゼールは、見たことがあるかもしれません。西部警察で登場したスポーツカーなので見たことがあるかもしれませんね。
今回は、シルビアとガゼールについて書いていきます。

出典:http://www.photo-ac.com/

日産・ガゼールはこんな車

シルビアの姉妹車の誕生

日産・ガゼールは、日産自動車で生産されていたクーペ型乗用車です。1979年、シルビアが3代目(S110型)にフルモデルチェンジしたのと同時にシルビアの姉妹車として販売されました。北米、欧州では、200SXという名称で販売されています。
車名の由来は、アジア・アフリカに生息する、カモシカの仲間であるガゼルだそうです。 1

高級感が特徴的な初代ガゼールS110型

初代ガゼールS110型の構造は、シルビアと共通ですが、販売店の顧客層を考慮し、革巻(シルビアはウレタン)のパーキングブレーキレバーグリップの採用や、ディーラーオプションで用意されたエンジンフードのガゼルのグラフィックなど、高級感を演出した外観や内装を特徴とし、シルビアに比べ、やや上位の位置づけで販売されました。搭載エンジンは、Z18/Z18E型直列4気筒・1800ccおよびZ20E型直列4気筒・2000ccです。 2

クーペ仕様の2代目ガゼールS12型

2代目ガゼールS12型は、1983年8月、シルビアと同時にフルモデルチェンジし、2代目(S12型)が発売開始さました。先代と同様、ノッチバックとハッチバックで生産されています。ノッチバックは、センターピラー付きのボディになったのに伴い、日産による公式な呼び名は、「ハードトップ」から「クーペ」に変わりました。加えて、ワイパー付フルリトラクタブル・ヘッドライトを採用しています。搭載エンジンは、先代のZ型に替わり、CA18S型直列4気筒・1800ccキャブレター、CA18E型直列4気筒・1800cc、CA18ET型直列4気筒・1800ccターボ、そして、FJ20ET型直列4気筒・2000ccターボの4機種となりました(ガゼールにはFJ20Eは搭載されず)。また、世界初のパワーウーハー、日本初のチルトアップ機構付電動ガラスサンルーフおよびキーレスエントリーなどを採用しています。FJ20ET搭載車のキャッチコピーは「群れよ、さらば」です。 3

『西部警察』で使用されていたことで話題に!?

当時放映されていたテレビドラマ『西部警察』では、石原裕次郎演じる木暮課長の専用車として、2000XE-IIの5MTをベースに自動車電話付のガゼールのオープンカーが登場した。この劇用車のボンネット・トランクに描かれたグラフィックは、車名の由来となったカモシカの仲間であるガゼルをイメージしたものである[注釈 1]。尚、同車は北海道小樽市の石原裕次郎記念館に2017年8月末日の閉館まで展示された。 4

まとめ

姉妹車として販売された日産・ガゼールですが、販売会社が異なるようです。シルビアは、日産サニー店系列で、ガゼールは、日産モーター店と分けていました。デザインも似たような感じでシルビアと間違えそうになります。ガゼールは、シルビアと同じように人気の車種でした。しかし、ガゼールは2代目で生産が終了してしまいます。多くのファンに惜しまれての生産終了でした。